続 映画感想(祈りの幕が下りる時)
先月末に祈りの幕が下りる時という映画の感想をこのブログに書いた
(以下、麒麟の翼を含むネタバレあり)
映画を観た感想として親子の絆を美化した話として受け止めてこの映画が伝えようとしたメッセージに違和感と嫌悪感を覚えた
父親が娘を守る為に邪魔になった人を殺していくという事を正当化するようなストーリーと受け止めていた
自分なら娘が最初に過ちを犯した時にそれを隠さずに犯した罪は償い正々堂々と生きる道を一緒に選択したいということを考えた
そういった事を考えながら何日かが過ぎた
何か頭の中に同じようなストーリーの話があったよなと考えていた
思い出した
劇団ひとりが演じる水泳部の顧問の先生が後輩に重度の障害を負わせてしまった3人の生徒をかばい事故に見せかけるというストーリーだった
最終的に生徒3人はその後負い目を感じながら生活する事になりその内の1人は殺人を犯してしまうという内容だった
全ての謎が明らかになった後に映画の主人公が水泳部の顧問の先生に対して生徒の犯した過ちを隠してしまった事がこういう最悪の事態を招いたということを伝えて厳しく非難した
この映画の伝えたかったメッセージは犯した過ちは隠さずに罪を償い正々堂々と生きる事が大事という風に受け取った
あれっ
祈りの幕が下りる時を見て自分が感じた事と同じだった
そう考えると2つの映画の伝える方法は違うがメッセージは一貫していたのかなということを何日か経って思った
そう考えると違和感、嫌悪感が和らぎ見て良かったなと考えるようになった